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国家狂乱篇28

  ポーツマス条約一年後の一九〇六年九月十日には、ついに満鉄が株式募集を開始して、投機熱がたかまった。前年の条約直後には国家に対して怒り狂っていた国民も、戦勝によって外債が大量に発行され、その資金がめぐって株式ブームが起こると、企業熱がさかんになって、懐具合もよくなっていった。国全体が好況に向かっていったのである。

   総株数は10万株で、株式公募は、第一回が役員持株一〇〇〇株を除いた九九〇〇〇株にたいして、一億664万株、1万一四六七人が申し込むという殺到振りであった。つまり募集の1000倍を超える熱狂的人気である。そのため財閥代表として満鉄創立委員のひとりだった大倉喜八郎は、全株九九〇〇〇株を買い占めようと申し込んだが、わずか九一株しか手に入らず、古河虎之助は5万株を申し込んで、手にしたのは46株だけであった。応募の証拠金だけで五億三三三七万円に達し、その利子だけで第一回の民間株主配当1割ができるというさわぎであった。
   「持丸長者国家狂乱篇」P169-170





このとき出資金の半分は政府の出資で大蔵省が株主の過半数を占めていたが、監督官庁は逓信省であった。なにかいまの郵政とにていませんか?




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昭和が終わって二十年、そろそろあの六十数年を最初から最後まで総括し新しい時代に向けて一歩をふみだす時に来ています。

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