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国家狂乱篇27

    十九ヶ月にわたる日露戦争で日本の損害は、農村から駆り出された軍人の死者が日清戦争の六倍を超える八万五〇〇〇人にのぼり、負傷者を合わせると二十四万人近くが犠牲者になった。これが勝利した側の被害なら、敗北した側と、中国現地ではどれほどの被害であったか。

  日本は貴重な艦船90隻以上を失い、戦費総額は、定義によって異なるが、十五億から十八億円とされる。このうち10億円、つまり半分以上をアメリカとイギリスでの外債による借金でまかなった。アメリカでは、ウォール街を支配するロスチャイルド金融の雄ジェイコブ・シフや鉄道王エドワード・ハリマンたちが債権者であった。この事実をして、日露戦争で日本はアメリカとイギリスの代理人として戦っただけ、と分析する経済学者がいるが、それはまったく正しい。
「国家狂乱篇」P165-166

  乃木希典陸軍大将は人格的には優秀であったが、戦闘指揮能力においては平凡であったかもしれない。ロシア軍が日本軍を迎え撃つ為に構築した何重にも防護壁のある要塞へ、正面攻撃を繰り返していったそうである。

  確かに王道をいくといえばそれまでだが、それでいたずらに負傷者を増やして攻略が出来ないのであれば戦においては能力不足といえるかもしれない。最後、指揮権は事実上児玉源太郎参謀総長に渡り、手薄な203高地を攻略、背後を取った日本が優位となった。

  台湾総督府総監でもあった児玉と彼の腹心官僚後藤新平がやがて満州経営にむけて渡満することになる。その中核が南満州鉄道株式会社と位置づけられ、民間ではあるが政府が株式の半数以上を保有する国策会社となり、鉄道から不動産、貿易、シンクタンクと実際はコングロマリット経営であった。

  この株式売り出しをするため政府も配当等で優遇し、いわゆる鉄道株ブームを起こした。我々の世代で言えばNTT株の売り出しが似ているといえようか。中身も知らないが兎に角買えば儲かるらしいとすごい勢いでみなが売り出しの抽選に殺到したことは記憶にある。

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昭和が終わって二十年、そろそろあの六十数年を最初から最後まで総括し新しい時代に向けて一歩をふみだす時に来ています。

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