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国家狂乱篇15

以上の流れは一本である。

 江戸時代末期・博覧強記の蘭学者・宇田川榕庵が科学の世界に初めて光を投げかけ、続いて天才・川本幸民がその実用化の手順を示し、さらに長崎の大器・上野彦馬がそれを写真術の実践で証明し、そこから受け継がれた硫酸などの化学物質の製造が、明治時代に入っても途切れなかった。やがてその知恵は、上野彦馬と交流していた西郷一族の得能によって大阪造幣局と王子村印刷局に引き継がれ、個人の技ではなく、国家と企業の工業技術に発展した。とりわけ大川平三郎のパルプ製造で見事に開花して後年の製紙業のメッカ静岡県を生み出し、やがては、戦時中の五大「新興財閥」の誕生と、戦後の経済復興へと道を拓いた。

 勿論、この歴史を手放しで讃えるほど、現代人は愚かではない。ルブラン法は、当時まだ使い道のなかった塩化水素と硫化水素の毒ガスを発生して、木を枯らす大公害をもたらす技術であり、足尾銅山は鉱毒事件を起こし、戦時中の新興財閥は狂乱の世界を招いた。しかしまた、過去を学んだ現在の多くの企業は、公害からの脱皮に鋭意努力し、一方でいまだ一向に学ばない企業もある。「持丸長者国家狂乱篇」P64









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昭和が終わって二十年、そろそろあの六十数年を最初から最後まで総括し新しい時代に向けて一歩をふみだす時に来ています。

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