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国家狂乱篇1

 



明治の時代に入ってから、わが国では、それまで日本人に体験の無い新産業が、意気盛んに気焔をあげていた。なかでも鉄道産業は、枕木の上に二本の鉄路を並べて、大平原から山中の奥深くまで、どこまでも分け入ってゆこうと大蛇のように伸び続け、世の視聴を一身に集める麒麟児であった。
 案内人であるこの鉄道に導かれて、藪に生える筍のように、工場と商店がいたるところに林立するめざましい新国家がそこにあった。株式相場には投機屋と成金が跋扈して、あらん限りの活況を呈した。
 しかし昭和前期までには同時に、満州事変・盧溝橋事件を経て、真珠湾攻撃から太平洋戦争に突入した怒濤の戦時中である。
~中略~
歴史読本の扉を開いてみれば、一方に近代産業のめざましい発展、一方に軍閥のおそろしい台頭が見られた時代である。その近代産業は、表では、国民の生活を向上させる真の進歩的技術の発展をもたらした。ところが、その裏では、巨大な利益をむさぼる工業資本家が徘徊していた。
 軍人と、金融経済との利権は、一体どのように結束していたのか。金銭なしに軍需産業が成り立つはずも無く、解かなければならない最大の疑問がこれである。産業と戦争を解明する、それが本書の究極の目的地。軍産複合体なる言葉があるとおり、軍事的な行動は常に、産業と表裏一体をなす。
「持丸長者国家狂乱篇」 P14~P15


昭和元年とは西暦で1926年であるが、大正天皇が崩御されたのが12月25日で実質この年は6日しかない。しかしながら昭和という時代は皇太子の摂政というかたちで1921年から既にはじまっていた。




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昭和が終わって二十年、そろそろあの六十数年を最初から最後まで総括し新しい時代に向けて一歩をふみだす時に来ています。

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